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[小説] 不全世界の創造主

小川一水・著
朝日ノベルズ・刊

町工場の一人息子が自己複製式機械を元に立身出世していく話。
終わり。


・・・じゃ、味気ないので。
幼少の頃から人付き合いが下手で周囲と馴染めない町工場の一人息子が主人公
しかし彼は天才だった。
12歳にして作り上げたのはどこにでもあるような砂を元にした焼き物タイプのロボット
特に格好がいいわけでもなく、動きが早い訳でもなく、大きくも派手でも無く、重量物の運搬もできないロボットの機能は「自己鍛造」
自分で自分のパーツを作る事ができる機能は、周囲の誰にも理解してもらえない。

不況と合理化から再編の波に覆われ買収される工場
作業場を失った主人公はネットにて出資者を募る

やがて時が経ち、ある資産家からアプローチをもらうが・・・
その相手も訳有の天才であった。


何故物を作るのか?
何故金が必要なのか?

という二つの視点から物作りと社会について読みやすく書かれたお話でした。


小川一水の小説は今のところどれも安心して読め、字ばっかりの本が苦手な人にもお勧めしやすい気がする。
普段推理小説メインのうちの親にも評判良かったり。

新設された朝日ノベルズはソノラマの後釜的存在ぽいなぁ。
ここには書かなかったけど同レーベルには笹本裕一の新シリーズも出てるし、基本的にSF色が濃い。

  by varelire2 | 2009-01-10 23:59 | | Comments(0)

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