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[小説]銀河英雄伝説

何を今更・・・と言われるこの小説を持ち出してきたのは日経BPオンライン版にて気になる記事を見たから。

人民日報も認める『銀英伝』。中国で「愛される理由」は


海賊版王国中国にもついに正規版で輸出されるようです。
「人は国家が無くても生きていけるが国家は人が無ければ成り立たない。だから国家の大事より一個人の自由や生命の方が大事」というような思想を持つ主人公が存在する作品が検閲されずにきちんと翻訳されるのかが、少々心配。
その主人公の名前がモロに中国系なのが理由の一つというのは分かりますけどね。

ただ、日経BPの記事で一部納得がいかないのが以下の部分。

「帝国」と「自由」という名称からもうかがえるように、最も人気が高い人物は、自由のために戦い、若くしてテロに倒れるヤン・ウェンリーである

ヤンの言う「自由」と国家としての「自由」惑星同盟は必ずしも一致していない事は本作を読んだ人なら分かるはず。
この「自由」の違いに翻弄されたのもヤンの人生を語る上で外せない部分だろう。
なのに言葉面だけを捉えて「帝国」と「自由」だから「自由」の方が人気が高い要因だなどと語る論調はどうかと。

「開明的な君主政治と最悪の民主政治ではどちらが国民にとって良い政治か」

作中でヤンは"難しい問題だが国民自らが政治家を選ぶことができるだけで民主政治の方がマシ"と言っていますが、結果として自由惑星同盟という「国家」はどうなったのか。
大事なのは「国家」ではなく、それを作り上げる民衆。

悪逆な国家の代名詞としてのイメージが強い「帝国」だが、本作の「銀河帝国」に関しては「ゴールデンバウム王朝」と「ローエングラム王朝」では大きく異なる事も忘れてはならない。
「同盟」側のストーリーを省いて本作の「帝国内での動き」だけに主眼を置けば、主人公ラインハルトと親友キルヒアイスをはじめとする仲間達が、腐敗した王朝を倒し、民衆の為の新しい国家を打ち立てるという内容になる。
実にヒロイックな内容ではないか!
背景設定と小物を弄れば時代劇やファンタジーRPGで良く見られる勧善懲悪系ストーリーとも言えるだろう。
「さっさと辞めて気楽な年金生活」とかのたまっているどこかの魔術師とはえらい違い。

こういった内容に触れず「帝国」と「自由」だから「自由」が人気とか書かれると納得がいかない。
仮に「自由銀河帝国」と「自由惑星同盟」という名前の国家だったら、日経BPの記者はどのように書くのだろうか。
「帝国」と「同盟」だから「同盟」が人気・・・とは、まさか書きはすまいが。


それじゃお前は誰が好きかと聞かれたら。
ルビンスk・・・






嘘です。ごめんなさい。
同盟側ならダスティ・アッテンボロー
帝国側ならウルリッヒ・ケスラー


あ、上司に持つならケスラー提督はちょっと勘弁願いたいかも。
帝国側で上司なら、やはりキルヒアイス、ミュラー、ミッターマイヤー辺りが無難かなぁと。

  by varelire2 | 2006-08-31 15:01 | | Comments(0)

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