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[小説]レンタルマギカ

三田誠 著の現代オカルト物。

現代を舞台とした魔法使いの話はよくあるネタですが、今作での「魔法」は人が個人で安易に用いる「技」ではなく、綿密なる計算(場所、思念、触媒等)により、地に、或いは人に起こす「現象」として表現している点が特徴的。

様々な系統の魔法使い達が世界の裏側でそれぞれ結社として、己の魔術系統を高め、かつそれによる犯罪、現象に対する対応組織として活動する背景世界。

亡き父の後を継ぎ、唐突にそんな魔術結社の首領となった少年、「庭場いつき」
魔術結社の中でも多種多様な系統の魔術師を正式に、または契約社員として抱える稀有な存在アストラル。
稀有だが弱小の会社を維持するべく、彼らの奮闘の日々が毎巻描かれる・・・訳でもないか。

アストラルが何故稀有な存在なのか、また組織に疎まれる過去の事情
関連人物が内に潜める心の闇
大手魔術結社ゲーティアとの確執


扱われる魔術の系統は流石に多く
日本神道、陰陽術、ケルト魔術、ソロモン王の魔神、錬金術、竜脈、ヒンズー教等々
各々特徴的な「発動方法」「発動形態」と代償が描かれていますが、安易にポンポン火の玉が飛び交う世界に慣れたファンタジーな頭だと聊かまだるっこしいと思う人もいるかも。


著者の三田氏はグループSNEの一人で、妖魔夜行等にもちょこちょこ書いております。
派手なアクションより、ギミックを上手く用いた作風の人・・・かな。
グループSNEだけあって、話の一つ一つがTRPGのセッションとしても活用できそうな、いい感じの仕上がりになってます。

個人的には、ゲーティア首領のアディリシアがお気に入り。

「出でよフォルネウス!三十の軍団を支配する偉大なる侯爵!」

とかかっこよすぎ。
(尚、軍団の数と爵位は一致しているか自信ナス)

  by varelire2 | 2006-02-10 02:17 | | Comments(0)

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