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[小説]ファウンデーションと地球

アシモフ著の銀河帝国興亡史の最も先の時代の話

銀河の、人類の趨勢をみ握る鍵とされた若き代議士ゴラン・トレヴィス
第二ファウンデーションを探せという密命を受けつつ表向きは人類発祥の地、地球を探す長い旅の中で、超集団生命体ガイア、第一銀河帝国以前の宇宙移民者の世界を巡ることになっていく
そんな中、長大なる計画の下ガイアの空の上で銀河の行く末を担う三者が遂に出会い、
鍵たるトレヴィス決断を迫られることになる

軍事科学資本主義のターミナスによる第二銀河帝国か
第二ファウンデーションによるセルダンプランに基づいた制御された安定した、しかし発展性の少ない第二帝国か
或いはガイア主導による超銀河生命体ギャラクシアへの発展か

相棒の老考古学者、ガイアの少女とともに旅の果てに遂に地球たる星にたどり着いたトレヴィスは己の決断をどう判断するのか


大きな問いかけを残したまま、長大な興亡史は完結するが、さて彼らの辿った道程、下した決断に対して読者は何を思うのだろうか。


ひとまずこれでファウンデーションシリーズは完結
後書きの人も書いている通り、銀河帝国を扱った他のアシモフ世界ともリンクしている内容らしく、初代三部作と「彼方へ」「地球」の間にそちらも読んでおくとより深く味わえるかもしれません

アシモフ自身の手によるファウンデーションシリーズは、この他に「ファウンデーションへの序曲」「ファウンデーションの誕生」の2作(ハヤカワ文庫だとそれぞれ上下巻で計4冊)ありますが、これらはファウンデーション誕生へ向けた活動をする若きハリ・セルダンの話だそうです。

またアシモフのファウンデーション世界の間隙を埋めるべく、3人の作家が現在も筆を進めています(「ファウンデーションの危機」等)
1000年という長い月日を物語として、そして1940年代という古い時代から社会に対する卓越した先見の明を持って紡ぎだされたアシモフに乾杯
文庫7冊読むのに4ヶ月近く掛かったのは久々でしたぜ


・・・まぁ、長い年月と途中のブランクから第二ファウンデーションのありようには少し疑問点がでますがね。
「序曲」「誕生」を読むと更にそれが深まるそうで

  by varelire2 | 2005-10-29 14:14 | | Comments(0)

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