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[小説]ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり(2) 炎竜編

なかなか売ってるところ見つからず、駅前の丸善でようやく発見
何故かレジ前平積みでしたよ

内容はというと
避難民の村アルヌスが前巻で通商条約を結んだ大公領との交易で拡大し、街になっていく過程
王女ピニャを中心に講和へ向けて活動が進む中、帝国側でも複数筋で勝利へ向けての策謀が巡らされていきます
近代装備vs中世魔法ファンタジーの大筋構図は変わらずも、今回は精神的にどろどろした展開描写が多め
テュカのPTSDと伊丹の過去の関係やら、最初の拉致被害者やら

タイトルにもある通り、今回のメインディッシュは炎竜
「緑の人」として人望を得ることになったきっかけでもある、アイツですね
どうみてもファントム無頼な二人組がF4でドッグファイトを挑んでみたり、C4の正しい使い方やLAM使用上の注意など業務知識講座なども
具体的な対決シーンやらは是非手にとって読んでみて欲しいところ


そして新たなる魅力的な登場人物は「妙齢の不幸なダークエルフ」に「白ゴス竜人(ドラゴンハーフ)」と、これまた趣味が炸裂中
竜人に関してはちょっとした顔見世程度ですけど、ドラゴン頭じゃなくドラゴン翼と角持ち人型
ようは見田竜介版?
ダークエルフの肌が何故黒いのかはまだ触れられてませんが、南方に居留している種族という事から風土的な物か、種族的な信仰対象が冥界の神ハーディである関係かのどちらか、か
土地柄での特産として燃える水(石油)とダイヤモンドが出ている辺り、割と現実の風土を考慮して書いてるように見えるので前者の理由だといいな、とか思ったり

帝国側にも色々動きがある巻で、帝位継承権を持つ子らがまた際立った性格に書かれてますね
僭民思考で利己主義、基本脳筋な第一王子は分かりやすい「新たな敵」ポジションか
頭は悪くも無く、評判もそこそこだが考えすぎる傾向が見える第二王子は、ゲート内外で新たな騒動を巻き起こしそうな気配
最初に彼我の力量を把握し、最も「緑の人」らと交流があるピニャは、相変わらず伊丹を過剰に評価してしまったりゲートの向こうの芸術(という名の腐り物)から多大な影響を受けてたり

帝国だけではなく周囲の国家、土地情勢も徐々に見えてきたし、ますます続きが楽しみな娯楽小説

今回の終わり方や検索ワードから見ると、次は冥王編なんでしょうね
アルファポリスのサイトでweb版を見れるような気もしますが、あえて本になるのを待つぜ!

  by varelire2 | 2010-08-22 01:59 | | Comments(0)

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