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[小説] 巨竜城塞のアイノ2

鳥居 羊・著
都森 すみと・絵
HJ文庫・刊


異世界で測量して下着で文化改革する話、2巻出ちゃってた
現実の歴史だと東ローマ帝国がオスマンに滅ぼされた後、大航海時代前(ロードス沖海戦の前くらい)が時代設定として近いのは同じ

この世界の国家=軍事力である巨竜城塞の核となる「竜核」
大統一帝国時代(ローマ帝国時代)に確立したその建造技術は今は失われており、新たな巨竜城塞は発掘された「竜核」を用いることによってなんとか確保できるという状況
それも基本は消耗して命数が減った以前の巨竜城塞の竜核を交換するという形が多い様子
国家間のバランスを左右する「竜核」の取り扱いは西方列強の主教である十三大天使を奉る法王庁が管理している
今回は発掘された新たな「竜核」の継承国を定める会議が話のメイン

アンブリエル王国の城塞は元々命数が残り少なく、そこに前回の対異教国(ウスマール帝国=オスマン帝国)防衛線で更に消耗しており、是が非でも欲しいところ
西方列強の東の防波堤という位置にあり、防衛戦での勝利もあるので、バランスを考えればアンブリエル王国が権利を得るのが妥当ではあるのだが・・・?
プレンテス(イングランド)、ヴェネセリア(ヴェネチア)、フランゴール(フランス)、ヴェスパニア(イスパニア)など権利を欲する国は多く、権謀術数が繰り広げられる事になる

前回も実家が下着工場の理系高校生が絶賛マクガイバーしてましたが、今回も大奮闘
「出来るところから改革を!」という感じで、食と住に対して腕を振るっておりました
硝石と硫黄を利用した源泉かけ流しのアレとか、硝石の凝結効果を利用したソレとか
「城塞焼き」にはちょっと驚いたな
家庭科の教科書だけでそこまでカバーできるのか?とは思ったけど

あぁ、そうだ
1巻の記事で気になった「残り二人の言葉問題」
牧志については明かされてた
天使核から得た能力は別で、やっぱ言葉は片言の模様
もう一人の笹野氏は何やらやっかいな事を求めたようで、自身の体への負担が半端無い様子

安易に萌えと厨二とご都合主義だけに走らない作風に好感が持てますわ
しっかりとした設定があってこそ、これらが映える良い例かと
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  by varelire2 | 2011-11-20 12:02 | | Comments(0)

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