[小説] 六花の勇者
宮城・絵
スーパーダッシュ文庫・刊
「戦う司書」シリーズの人の新作
今回もシリーズ物になるらしい
ドロドロとした陰謀が幾重にも張り巡らされた世界の危機系ファンタジー
世界を滅ぼそうとする強大な魔神が存在し、かつて一人の聖者がそれを封じた
魔神は一定周期で復活するが、運命の聖者の力を継承した6人の勇者が現れ、再び封じていく
勇者には6つの花弁を持つ紋章が現れることから「六花の勇者」と呼ばれる
そんな世界
六花の勇者として紋章が発現したアドレット・マイアが討伐の集合場所に到着すると、
そこには何故か7人の紋章持ちが揃ってしまった
誰かが偽者で魔神の使徒という中、偽者の札を貼られたのはアドレットだった
本編の半分近くが心理戦で占められるという、司書シリーズと同じような独特の文体で
繰り広げられる話には、中々引き込まれた
最後の最後にまたしてもお約束の置き土産を残して締めとなっており、
これからも楽しみに待ちたい
by varelire2 | 2011-09-19 00:47 | 本 | Comments(0)